ペドロ、マンU移籍のXデーは8月11日

11日のUEFAスーパー杯出場微妙なメッシらの穴埋め要請

 バルセロナのスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスはマンチェスター・ユナイテッド移籍実現に向け、バルサからある条件が提示されていると、スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
 
 リクエストの内容とは、8月11日に行われるセビージャとのUEFAスーパーカップまではペドロに対してバルサに残ってほしいとの要求を出したというもの。前年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者とヨーロッパリーグ王者が対戦するこの大会制覇を狙うバルセロナだが、ネイマールとリオネル・メッシの主力2人が南米選手権後の休暇から戻ってから間もないこともあり、同大会でのコンディションに不安を残す。慎重を期するルイス・エンリケ監督はこの重要な一戦まではペドロ残留を望んでおり、この今季初タイトルを争う重大な一戦後に移籍可能な状況となる。
 バルサから期限付き残留を要請されたペドロだが、獲得に乗り出しているユナイテッドの今季開幕戦は8日のトットナム戦。チームはすでにキャンプの最終段階を終え、ペドロが合流時にはリーグ戦がスタートする。バルサの条件により、新天地で適応に向けた準備期間はどんどん削られている。ペドロにとっては苦悩の状況だ。
 
 一方、ユナイテッドはアルゼンチン代表ウインガーのMFアンヘル・ディ・マリアのパリ・サンジェルマン行きが濃厚となっている。同選手の移籍が決まればペドロ獲得の動きも一気に加速すると予測されている。また、報道によればペドロの移籍は移籍金3000万ユーロ(約40億円)に成果報酬を加える形で決着すると伝えられている。すでに、欧州メディアは移籍発表のタイミングを待っており、ペドロの赤い悪魔への参戦は確実視されている。
 
 ペドロは昨季ルイス・スアレスの加入を受け、終盤戦に出番が減少。2013-14シーズンにはリーグ戦37試合に出場し、うち先発は28試合だった。しかし、昨季は35試合に出場するも、先発した試合はわずかに15。得点も15から6と激減した。リーガ・エスパニョーラを5度制覇し、CLでも3度頂点に立つなど、バルセロナではタイトルに彩られたキャリアを送ってきた。それでも、小柄なサイドアタッカーはオールド・トラッフォードに新たな一歩を踏み出そうとしている。下部組織からクラブ一筋を貫いてきた28歳の旅立ちは、刻一刻と迫っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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