北中米王者決定2日後の衝撃 メキシコ代表監督が記者暴行疑惑で解任

W杯16強の名将がリポーターの首にパンチか

 メキシコサッカー連盟は28日、代表チームを率いるミゲル・エレーラ監督の解任を発表した。メキシコ代表は26日、米・カナダで開催されていたCONCACAF(北中米カリブサッカー連盟)ゴールドカップでジャマイカを下し、優勝を果たしたばかりだった。栄冠からわずか2日での解任劇となった。
 
 同連盟のデシオ・デ・マリア会長は、27日に会見を行い、解任の事実を認めてる。「協会の関係者からの話を聞き、(解任の)決断に至った。簡単な決断ではなかったが、これは正しい決定だ」と語っている。
 米「ESPN」などの報道によれば、エレーラ監督はゴ ールドカップ決勝の翌朝、米フィラデルフィア国際空港でTVリポーターに対し、暴力行為を働いたという。リポーター側は首にパンチを受け、脅されたと主張していた。
 エレーラ監督は試合中、激しい身ぶり手ぶりで指示を送ったり、ゴールが決まった際には派手なガッツポーズを決めるなど、その独特のアクションが注目を集める指揮官。長らくメキシコのクラブで監督を努め、2013年に代表監督に就任。14年ブラジル・ワールドカップではベスト16の成績を残していた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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