アーセナルは、バルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ獲得に乗り出していると、スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
　ボランチの強化に動いていたアーセナルは、サウサンプトンからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したフランス代表MFモルガン・シュナイデルラン、スポルティング・リスボンのポルトガル代表MFウィリアム・カルバーリョが獲得候補だと地元メディアに報じられてきた。だが、実際のターゲットは違ったようだ。2億ポンド（約386億円）の預金残高を誇る健全経営の強豪の幹部は、「メッシとクリスティアーノ・ロナウド以外誰 でも獲得できる」と地元メディアに豪語していた。この言葉通り、3冠王者の中盤を支えるゲームメーカーに照準を合わせていたようだ。
　ベンゲル監督がクラブ幹部に出した補強のリクエストのトップには、バルサの司令塔ブスケツの名前があったとリポートされている。昨年レギュラーの座を確保したフランス代表MFフランシス・コクランの台頭はめざましいが、記事ではブスケツが能力上位と指摘。ボランチとしてより貢献できるとしている。
　中盤の底から展開力を誇るブスケツの獲得が可能となれば、リーグタイトルを狙うガナーズのボール支配力はさらなる高まりを見せる可能性が高い。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images