サンプ会長が注目発言 バロテッリ獲得は“割引”の条件付き

悪童が再起を誓う場所はどこに

 サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が、セリエAの日程発表後に取材に応じ、リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリを条件付きで歓迎する意向を示した。
「我々の新しいFWはバロテッリ? 1000万ユーロ(約13億円)くらいかかるんだろう? もうちょっと“割引”してくれれば、喜んで両手を広げて飛び込んできてくれるのを待っているさ」
 以前にも、「バロテッリの年俸はサンプドリアでの10年分だ」と、その高額年俸ぶりを表現していたフェレーロ会長だが、バロテッリに対する1人のプレーヤーとしての評価と関心は変わらず高いままのようだ。

 リバプールにおけるバロテッリの状況は厳しさを増している。現在チームはプレシーズンの東南アジアツアーに出ているが、バロテッリはイングランドに居残ってトレーニングを続けている。それに加え、ベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケの加入によって出場機会を激減させるだろうというのが、イタリアでの見立てだ。
 サンプドリアからは、背番号9を背負っていたFWステファノ・オカカがベルギーの強豪アンデルレヒトからのオファーを受け入れ、移籍へ向けて進んでいるとされている。やや強引な見方をすれば、ポジションを空けて待っている状態ということにもなる。
 果たして、悪童スーパー・マリオはジェノバの地で再起を図ることになるのだろうか。
【了】
サッカー マガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング