シャルケ内田の恋人残留へ ユーベのオファー固辞発表
リハビリ中の内田に朗報
シャルケがユベントスのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの獲得オファーを固辞し、若き至宝を残留させる方針を明らかにした。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督がトップ下の獲得を熱望するユベントスはドラクスラーに白羽の矢を立て、年俸などの条件面で選手側と移籍で合意に達していた。
だが、シャルケのホルスト・ヘストGMがシャルケTVでこう声明を発表した。
「私は午後遅い時間にユベントスからオファーを受け取った。検討した上で、これを断ることに決めた。我々はすでにユベントスにこれ以上の交渉につかないと通達した。彼らにもうちの選手と接触して欲しくない。これが結論だ」
ヘストGMはイタリア王者のオファーを拒否し、今後の交渉にも応じない方針を明らかにしている。昨年5月のポーランド戦でドイツ代表史上最年少で主将を務めたエースは内田篤人の親友としても知られている。右膝手術でリハビリ中の内田に対し、選手は日本語でメッセージ動画で激励したが、ドラクスラーも内田愛をメッセージに込めている。
「大好きな内田さん。早く怪我を治して、しっかり怪我を治してシャルケに戻ってきてください。みんな寂しがっています。お大事に」
たどたどしいながら、優しさを言葉に込めていた。年末に復帰に目指してリハビリを進める内田にとって、信頼厚い若き司令塔の残留は朗報だろう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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