アーセナルがレアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマ獲得に2度目のオファーを出したと、スペインのサッカー情報サイト「Fichajes」が報じている。
　フランス代表FWオリビエ・ジルーが現在務めている1トップの補強を至上命題とするアーセナルは今オフ、レアルにベンゼマ獲得について3100万ポンド（約59億円）のオファーを出したが、これを固辞されたとレポートされている。
　一方、ベンゼマはラファエル・ベニテス新監督の下での起用法が不透明であることから、プレミアリーグ移籍を検討しているとも報じられている。ベンゲル監督は記者会見でベンゼマ獲得について「現時点でない」と条件付きで否定していた。
　アーセナルは新たに2度目のオファーとして3500万ポンド（約67億円）をレアル側に提示し、新エース獲得に仕切り直したという。
　アーセナルのロード・ハリス取締役は地元紙にクラブに380億円の貯金があると超健全な黒字経営をアピール。「クリスティアーノ・ロナウドとメッシ以外であればどんな選手でも獲得できる」と豪語したばかり。
　今季長年の課題とされてきたGKにチェルシーからチェコ代表ペトル・チェフを獲得するなど陣容を強化したガナーズだが、ベンゼマ獲得に成功すれば欧州のライバルをも脅かすほどの強力なスタメンが揃うことになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images