バロテッリ、元同僚のイタリア3部クラブ会長からのオファーを固辞

「受け入れることはできない」

 リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、イタリア3部相当レガ・プロのルーパ・カステッリ・ロマーニからのオファーを固辞したと、自身のフェイスブックで明らかにした。
 現在、同クラブの名誉会長を務める元ミランGKマルコ・アメリア氏は、ミラン時代にバロテッリとは同僚の間柄だった。ピッチ内外でトラブル続きの問題児に対し、イタリア代表で2006年ドイツ・ワールドカップ優勝メンバーだったアメリア氏は「我々の望みは友人(バロテッリ)をこの場所に連れてくることだ。彼は自分を清める必要がある。今のところ、どこも彼を欲しがっていない みたいだからね。彼にとっては(3部への移籍が)浄化に向けた第一歩になるかもしれない」と力説。昨季リバプールでリーグ1得点と不振に終わったバロテッリは、3部で修行することで身を清める必要があると勧誘していた。
 バロテッリはこのオファーに対し、自身のフェイスブックを更新した。「ミランの2年間でお互いをたたえ、友情と多くの敬意を共有してきた。ルーパ・カステッリの会長に君が就任して、招待に感謝している。君も知っているだろうけど、多くの理由と事情でこのチャレンジを受け入れることはできない。君のクラブには他意はない。ありがとう。私はいつも応援している」と固辞する意向を明らかにした。
 インテル、マンチェスター・シティ、ミラン、リバプールと名門ク ラブを渡り歩いたストライカーは、チームの開幕前のアジア・オーストラリアツアーのメンバーからも負傷などの理由もなしに漏れてしまった。事実上の戦力外状態で、今季は出場機会を手にできない可能性もあるが、友人の誘いとはいえ3部移籍には踏み切れない様子だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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