インテル長友の代役に仏代表左サイドバック獲得へ!?

マンチーニ監督のまな弟子浮上

 インテルのロベルト・マンチーニ監督はプレミアリーグなどに移籍の可能性が高まっている日本代表DF長友佑都の左サイドバックのレギュラーとして、マンチェスター・シティのフランス代表DFガエル・クリシー獲得に動いていると、イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
 昨季途中からインテルの指揮を執っているマンチーニ監督はチームの再構築に活発な動きを見せている。今夏はすでに、コロンビア代表DFムリージョ、ブラジル代表主将DFミランダ、バルセロナから右サイドバックのDFモントーヤを獲得。ここに来て、さらにシティ監督時代に教え子だったクリシーに目をつけた。2年目の改革は主に守備陣の補強から進められているもようだ。
 
 以前には、同じシティのセルビア代表DFコラロフ獲得も目指していたマンチーニだが、26日に30歳を迎えたクリシーはコラロフに比べて移籍金が低く抑えられると見られ、獲得の障害が少ない。マンチーニ監督との信頼関係もすでに築かれており、チームになじむのにも時間が掛からなくて済みそうだ。
 
 クリシー移籍が成立すれば、放出候補とも伝えられている長友の状況はさらに厳しいものになりそうだ。25日に中国で行われたミラノダービーではおよそ75分間プレー。左サイドで何度か積極的な攻め上がりを見せるなど奮闘したが、決定的な仕事はできなかった。主力組が顔をそろえた終盤はピッチを後にしていたため、マンチーニ監督の信頼を手にし、インテル残留を果たすためには猛烈なアピールが必要かもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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