3位決定戦後にベルギーメディアに語る　「僕の望む行き先は分かっているだろう」

　チェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールは、ロシア・ワールドカップ（W杯）に主将として参戦し母国を史上最高の3位に導いた。歴史的な勝利となったイングランドとの3位決定戦を終え、アザールは「違う何かを見つける時なのかもしれない」と今夏の移籍を示唆するような発言をして注目を集めている。

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　アザールは現地時間14日に行われたイングランド戦に先発フル出場。1-0で迎えた後半37分にMFケビン・デ・ブライネのパスを受け、ドリブルから右足のシュートでネットを揺らした。グループリーグでも勝利していた“サッカーの母国”イングランドを撃破して、同国史上最高の3位に輝いた。

　勝利の立役者となったアザールだが、クラブレベルでは今夏のレアル・マドリードへの移籍が噂されており、試合後にベルギーメディア「HLN」の取材に対して「チェルシーで素晴らしい6年間を過ごしている。違う何かを見つける時なのかもしれない」と、チェルシー退団の可能性を示唆している。

「W杯が終わった後には確かになる。残りたいか、出て行きたいかを僕が決心することはできるが、最終決定を下すのはチェルシーだ。もしも僕が出て行くことになれば、僕の望む行き先は分かっているだろう」

　以前からスペインの名門レアルへの憧れを公言しているアザール。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ移籍し、大物アタッカー補強の噂が流れる“白い巨人”への、アザールなりのラブコールなのだろうか。