日本の16強進出を支えた「フェアプレー精神」 3戦合計のファウル数「28」は最少

日本の3戦合計のファウル数「28」はここまで最少だ【写真:Getty Images】
日本の3戦合計のファウル数「28」はここまで最少だ【写真:Getty Images】

セネガルと同成績で並ぶも、イエローカード2枚の差でグループリーグ突破

 日本はロシア・ワールドカップ(W杯)のグループHで2位に入り、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を決めた。最後はセネガルとのフェアプレーポイントの差で上回る結果となったが、日本は全体のファウル数でも“フェアプレー”ぶりが明らかとなっている。

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 日本はグループリーグ1勝1分1敗で勝ち点4を獲得。総得点、失点がともに4、得失点差が0という内容だった。これはセネガルと全く同じ成績で、両チームの直接対決の結果も2-2のドローだったため、警告や退場の数に基づくフェアプレーポイントの差で順位が決まるという極めて珍しい状況となった。

 そして、日本はこのフェアプレーポイントが-4(イエローカード4枚)で、セネガルの-6(同6枚)を上回った。イエローカード2枚の差が両チームの命運を分けた。

 ポーランド戦の終盤に消極的なパス回しに終始し、会場からブーイングも浴びたが、日本はグループリーグの戦いを通じてフェアプレーの精神を貫いた。そのことは3試合でのファウル数に表れていた。データ会社「オプタ」によれば、日本はここまでの総ファウル数が28で、3試合を戦い終えたチーム(グループGの4カ国を除く)の中で最少だという。

 コロンビアを撃破するという驚きを世界に提供し、2大会ぶり3度目の16強入りを果たした日本。その躍進を支えるのは、まさにチーム全体の“フェアプレー”だったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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