「あれ普通ブレるところ」 長友らしさ凝縮でセネガル凌駕、「ねじ伏せた」驚愕プレー

乾の得点を演出した長友は、柴崎のパスから狙い通りだったと強調した【写真:Getty Images】
乾の得点を演出した長友は、柴崎のパスから狙い通りだったと強調した【写真:Getty Images】

W杯セネガル戦、0-1と迎えた前半34分に長友が狙い通りの攻撃から同点弾演出

 日本代表は現地時間24日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦のセネガル戦で2-2と引き分けた。先制点を献上したなか、MF乾貴士の同点弾で反撃の狼煙を上げたが、その一撃を呼び込んだのはDF長友佑都だ。高い身体能力を誇るアフリカ勢を凌駕する驚愕プレーを披露し、「あれ普通ぶれるところ」と自画自賛している。

 試合は前半11分に先制点を献上した日本だが、同34分に同点弾が生まれた。MF柴崎岳が自陣センターサークル内から前線にパスを供給すると、左サイドバックの長友が猛然とトップスピードで駆け上がり、相手最終ラインの裏を突く。相手ペナルティーエリア左に侵入し、ボールの落下地点に入った長友は中央側へトラップ。ここで少しボールが大きく跳ねてしまうが、足を伸ばしたDFムサ・ワゲをひょいっとかわすと、そのまま乾にボールを預けた。乾は小刻みなステップから右足を振り抜き、ゴール右隅に同点弾を叩き込んでいる。

 このゴールシーンを振り返った長友は、柴崎のパスから狙い通りだったと強調した。「ずっと言っていた。練習でも試合前にもずっと言っていた。あそこを見てくれ、あのサイドバックの裏は絶対に狙えるからって」と明かしている。スプリントを繰り返し、相手右サイドバックの裏を虎視眈々と狙い続け、その走りが実った瞬間だった。

「だから何度も僕は走り続けたし、何度も狙い続けた結果、ああやって良いパスが来て得点につながった。貴士がすごいシュートを決めてくれました」

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