コロンビア戦、日本を突き動かした原動力 GK川島が代弁「もう、ああいう思いはしたくない」

川島が2014年大会で苦汁をなめた選手たちの心中を代弁した【写真:Getty Images】
川島が2014年大会で苦汁をなめた選手たちの心中を代弁した【写真:Getty Images】

14年大会で惨敗したコロンビアに勝利 当時の試合で苦汁をなめた選手たちが活躍

 日本代表は19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦コロンビア戦で2-1と勝利した。GK川島永嗣は「もう、ああいう思いはしたくない」という強い気持ちがチームの原動力になったと振り返る。

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 コロンビア戦は、開始3分に相手MFカルロス・サンチェスがハンドの判定で一発退場となり、そのプレーで得たPKをMF香川真司が決めて先制。しかし前半39分、相手にFKを叩き込まれて1-1のまま後半に突入した。緊迫したムードのなか、後半28分にMF本田圭佑の左CKからFW大迫勇也が決勝のヘディング弾を叩き込み、日本が2-1と勝利を収めている。

「たくさん反応がありましたし、日本もかなり盛り上がっているみたいですね」と反響の大きさに驚いている様子の川島。「初戦をこういう形で勝てたのは大きい。何より4年前のブラジル大会で、あの試合を経験した人は、ある意味、時間が止まっていたと思う。その針をもう一回動かすことができた」と喜びを表現した。

 川島が口にした“あの試合”とは、2014年大会グループリーグ第3戦コロンビア戦だ。1-4で惨敗し、日本はグループリーグ敗退が決まった。奇縁によりロシアW杯でも同居し、今度は初戦で激突し、ついにリベンジを果たしている。

 川島は「『もう、ああいう思いはしたくない』というのが一番大きかったと思う」と、当時苦汁をなめた選手たちの心中を代弁。実際、前回大会で悔しさを味わった香川と大迫がともに1ゴール、本田も1アシストと結果を残した。W杯の舞台で因縁の相手に雪辱を果たした日本は、24日にグループリーグ突破を懸けてセネガルと対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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