チェフ獲得を目指すアーセナルがチェルシーとクラブ間合意

移籍決定まで秒読み段階

 アーセナルと、チェルシーのチェコ代表GKペトル・チェフが、1090万ポンド(約21億円)の移籍金でクラブ間合意に達したと分かった。すでにチェフ本人ともアーセナル移籍で合意に達していると報じられ、百戦錬磨の守護神移籍が秒読み段階に突入した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
 
 チェルシーとアーセナルは、水面下でチェフを巡る駆け引きを続けてきた。チェルシー側はトレード要員としてホームグロウンプレーヤーであるイングランド代表FWアレックス・オックスレード・チェンバレンの獲得を要求し、ガナーズ側が固辞。長期化の様相も呈していたが、 ついに21億円の移籍金で決着したという。
 11年間、スタンフォードブリッジの門番として数々の栄光を手にしてきたチェフ。同じロンドンを本拠地とするライバルチームに移籍することが事実上決定した。今季はベルギー代表GKティボ・クルトワの後塵(こうじん)を拝し、リーグ戦で出場機会を失ったが、リーグカップ優勝に貢献するなど、その実力はお墨付きだ。
 同僚のDFジョン・テリーは、チェフの実力について、「彼は1年間で勝ち点12から15を救うだろう」と語っていた。今季リーグ王者のチェルシーは、今季3位のライバルに塩を送ったことになる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング