4年前にW杯を掲げた元主将が初戦黒星のドイツに期待 「時にマイナスはプラスに変わる」

前回優勝時の主将であったラーム氏は、母国の巻き返しに期待している【写真:Getty Images】
前回優勝時の主将であったラーム氏は、母国の巻き返しに期待している【写真:Getty Images】

メキシコ戦の敗戦を糧に

 ドイツは、現地時間17日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)初戦でメキシコに 0-1で敗れた。2014年のブラジルW杯で、主将として優勝トロフィーを掲げた元ドイツ代表DFのフィリップ・ラーム氏は、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」の取材に対して「(初戦で負けることは)これまでにも見たことがある。ただ、時にマイナスな結果がプラスの効果をもたらすことがある」と語り、母国の巻き返しに期待した。

 前回王者の初戦は、厳しい結果となってしまった。ドイツは、攻撃センスあふれるMFメスト・エジル(アーセナル)や、守備の要であるDFマッツ・フンメルス(バイエルン・ミュンヘン)など多彩なタレントを揃えるが、南米の雄・メキシコに大苦戦。カウンターから先手を奪われると、最後までアタッカー陣が得点を生むことができないまま、0-1で敗れた。

 2024年の欧州選手権招致に向け、ドイツのアンバサダーを務めるラーム氏は、「時にマイナスな結果がプラスの効果をもたらすことがある」と口にし、母国の敗戦をこう振り返った。

「経験豊富な選手たちにとっては、余計に重圧がかかったり、壁に背を向けているような感覚が必要だったのかもしれない。メキシコに敗れたことでさらにチームが統一され、チームの核となる部分を一層高めることができるはずだ」

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