「はっきり言うと最弱」 韓国の英雄FW、W杯黒星スタートの現代表を一刀両断

アン・ジョンファン氏は、W杯黒星発進の現代表に厳しいエールを送った【写真:Getty Images】
アン・ジョンファン氏は、W杯黒星発進の現代表に厳しいエールを送った【写真:Getty Images】

2002年日韓W杯メンバーのアン・ジョンファン氏がスウェーデン戦の敗北に落胆

 韓国代表は18日のロシア・ワールドカップ(W杯)初戦でスウェーデンに0-1で敗れ、ドイツ、メキシコと同じグループFで苦しい船出となった。2002年日韓大会で韓国代表の一員だった元横浜F・マリノスFWアン・ジョンファン氏は、「私たちははっきり言うと最弱である」と黒星発進の後輩たちを厳しく斬った。韓国紙「中央日報」が報じている。

 ロシアW杯で韓国放送局「MBC」の解説を務めているアン・ジョンファン氏は、スウェーデン相手に好機を作れなかったチームに落胆していた。

「全体的に残念だ… 全て残念だ。一番重要なのは攻めに出る時に選手がいなかった。自信がなかったのか、不安だったのか…。ゴールにシュートを入れなければいけないのに、攻撃がダメだった。スペースに入り込まなければならないのに、選手たちが出ていかない。攻める時に不安があるといけない。お互いに空間を埋めて助けなければいけないのに…」

 シュート数は全部で5本、そのうち枠内シュートはゼロ。後半18分に、元J1サガン鳥栖DFキム・ミヌがペナルティーエリア内で相手を倒し、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でPKと判定された。これが決勝点となり、無念の黒星スタートとなった。

 そして、アン・ジョンファン氏は韓国代表の現状に危機感をにじませた。記事によれば、「世界のサッカーとの格差を感じた? 私たちははっきり言うと最弱である。大会前のテストマッチから言ってきた。データ上は最弱であることを否定できない」と話したという。

 23日のメキシコ戦に負けてしまえば、グループリーグ敗退の危機に直面する。

「もう最後だ。何もない。負けたら終わりだ。精神力が最も重要だ。実力が足りないのは認めて、違う姿を見せなければならない」

 アン・ジョンファン氏は現代表に厳しいエールを送っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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