「まだ初戦」 主将・長谷部、難敵コロンビア撃破も慢心なし「勝ち点を取っていく」

キャプテンの長谷部は、難敵コロンビア撃破も慢心はないようだ【写真:Getty Images】
キャプテンの長谷部は、難敵コロンビア撃破も慢心はないようだ【写真:Getty Images】

ハーフタイムに選手間で確認「バランスを保つ難しい加減をみんなでやろうと」

 日本代表のMF長谷部誠は4年前の雪辱を果たすため、チームを引っ張り続けた。ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦コロンビア戦で2-1の勝利を飾ったなか、不動のキャプテンは試合後のフラッシュインタビューで次戦へとすぐさま引き締めた。

「非常に嬉しい。早い時間で相手が退場になり、こういうゲームは難しいが勝ち切れて良かった」

 長年キャプテンを務めた男が、万感の表情を見せた。

 長谷部はMF柴崎岳との2ボランチで先発出場。試合は開始6分にして先制ゴールを奪い、なおかつ相手選手が退場し、10人となる展開になった。ただ4年前のブラジル大会では初戦のコートジボワール戦で逆転負け、続くギリシャ戦では10人の相手を崩せずスコアレスドロー、最終戦のコロンビア戦では1-4の惨敗を喫した。その経験値を生かして、ゲームをコントロールした。

「前回のギリシャもそうだけど、早い時間で10人になるとブロックを作ってくる。今日は追いつかれて、リスクを負うところとバランスを考えるところ、今日は良いところが出た。数的優位なので勝ちに行くところ、リスクを冒すところとバランスを保つ難しい加減を、みんなでやろうとハーフタイムに話した」

 それでも、長谷部の顔には慢心は全くなかった。

「初戦の大事さは皆が感じている。ただ、まだ初戦。残り2試合なので、2試合目に集中していきたい。この勝ち点でチームは勢いに乗れるが、今日は相手が10人。しっかり相手を研究してゲームプランを遂行し、勝ち点を取っていきたい」

 次の相手は24日に相見えるセネガル。再び勝ち点を奪うため、チームを統率してくれるはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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