ネイマール、審判への侮辱行為を完全否定「なぜ退場となったのか」

ブラジルの南米選手権優勝にエールも

 ブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)は南米選手権1次リーグ第2戦のコロンビア戦後の蛮行で4試合出場停止処分を受けているが、トンネル内で主審の腕を掴み、侮辱したという一部報道を否定した。
 ネイマールは0-1で敗れたコロンビア戦試合終了直後にDFパブロ・アルメロに思い切りボールを蹴りつけた。これが引き金となり、両チームの選手による乱闘騒ぎが勃発。ネイマールは騒動の中でDFジェイソン・ムリージョに頭突きを仕掛けるなどの蛮行でレッドカードを受けていた。さらに、試合後には主審に侮辱的発言をしたとして、4試合の出場停止処分を下されていた。
 しかし、23歳の若き主将は審判への不適切な行動があったとされる報道について否定している。ブラジルテレビ局Globo TV」に対し、「(ロッカールームに続く)トンネル内ではほとんど何も起きていないよ。僕はトンネル内で主審を待っていたんだ。そして、彼がやって来たから、僕はなぜ退場になったのかを尋ねたんだ」と、騒動の一部始終について説明した。
「セキュリティや他の人間は、僕がイライラしていたから、彼に襲いかかったりすると思ったんだろう。それで騒動になったんだ」
 エース不在の中、ブラジルは第3戦のベネズエラ戦に2−1で勝利。グループBを首位で通過し、決勝トーナメントに進出した。準々決勝ではパラグアイと対戦することになった。ネイマールはすでにチームから離脱したが、心は仲間とともにあるという。「ブラジルには多くの素晴らしい選手たちがいる。ブラジルはコパ・アメリカを勝ち取る事ができるだろう」と、チームメートにエールを送った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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