前回王者が初戦で崩壊!? 独代表DFフンメルスが胸中吐露「チーム内で話してたのに…」

守備の要であるDFマッツ・フンメルスが胸中吐露【写真:AP】
守備の要であるDFマッツ・フンメルスが胸中吐露【写真:AP】

攻守のバランスを失い、メキシコのカウンターを食らって失点

 ドイツ代表は17日のロシア・ワールドカップ(W杯)初戦でメキシコに0-1で敗れた。守備の要であるDFマッツ・フンメルス(バイエルン)は、ドイツ公共放送「ZDF」の試合後インタビューで「7、8人も攻撃的にプレーしてしまえば、攻撃に比重がかかる」とチーム内のバランスが崩壊していたことを嘆き、「チーム内でも話していたのに…」と複雑な胸中を明かした。

 前回王者は、まさかの黒星スタートとなった。司令塔のMFメスト・エジル(アーセナル)や、FWトーマス・ミュラー(バイエルン)らタレント揃いのアタッカー陣が不発。積極的なオーバーラップを仕掛けた右サイドバックのDFジョシュア・キミッヒ(バイエルン)らも含めて攻撃に人数を割いたが、ゴールは奪えなかった。

 それに対して、メキシコはキミッヒの攻め上がったドイツの右サイドを徹底的に攻めた。前線のFWハビエル・エルナンデス(ウェストハム)を起点にしたカウンターで王者を苦しめ、前半35分にFWイルビング・ロサーノ(PSV)が決めたゴールがそのまま決勝点となった。フンメルスによると、ドイツは攻守のバランスが崩れ、メキシコに隙を与えたという。

「メキシコは勝利にふさわしかった。我々のカバーが良くない部分は何度もあった。ジェローム(・ボアテング)と僕だけが後ろにいるという場面が何度もあった」

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