なでしこMF猶本光、独1部フライブルクに完全移籍決定 「世界と戦える選手になるために…」

SCフライブルクへの移籍が決まった猶本【写真:Football ZONE web】
SCフライブルクへの移籍が決まった猶本【写真:Football ZONE web】

12年のU-20W杯でドイツと対戦した時に世界との差に衝撃

 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部浦和レッズレディースのMF猶本光が、女子ブンデスリーガ1部SCフライブルクに完全移籍することがクラブから発表された。

 猶本は2010年のU-17女子ワールドカップ(W杯)準優勝、12年のU-20女子W杯3位の原動力となり、“リトルなでしこ”“ヤングなでしこ”と続く世代の中心として活躍。12年から浦和Lに所属してプレーしていた。

 その一方で猶本は「2012年U-20女子W杯でドイツと対戦した時、世界とのレベルの差に衝撃を受けました。その時のことを忘れることなく、今までトレーニングや試合に臨んできました。そして6年半経った今、やっとチャレンジしたいと心から思えるまで成長できたので、このタイミングで移籍を決断しました。しかし、世界と戦える選手になるためには、まだまだ成長しなくてはならないことに変わりありません」と、当時の経験が今回のドイツ移籍につながったことをクラブを通じてコメントしている。

 早くから次世代のなでしこジャパン(日本女子代表)の主力、という期待を持たれていたものの、現状は女子W杯や五輪の主要大会ではメンバー入りを果たした経験がない。2019年にはフランスで女子W杯、20年には地元で東京五輪が控えており、そうした大舞台へ向けてステップアップが期待される。

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