「エイバルのためにすべてを…」 乾貴士、今季限りでの退団発言に現地紙も注目
今季限りでの退団を明言「別のクラブで自分自身をレベルアップしたい」
日本代表のMF乾貴士は、現地時間4月29日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節バレンシア戦(0-0)後にエイバル退団を自ら口にしたが、これは現地紙でも取り上げられている。スペイン紙「AS」では、ロシア・ワールドカップ(W杯)を含めた去就とともに、残りのシーズンは「エイバルのためにすべてを捧げる」と発言したことを報じている。
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バレンシア戦で乾は、リーグ戦3試合ぶりにスターティングメンバーに復帰。得点に絡むことはできなかったが、エイバルで立ち位置を確立した2列目の左サイドとして奮闘した。
試合後には日本でも報じられている通り、「エイバルではとても成長することができました。終わりが迫ってきて悲しいですけれど、別のクラブで自分自身をレベルアップしたいと考えています。30歳になるけど、そこからレベルアップしている選手を見てきたし、自分もそうなりたい」と、移籍で環境を変えることを宣言した。
こう話す乾だが、今シーズンいっぱいはエイバルで戦い抜くことを宣言している。同紙も「自分はラスト3試合、エイバルの一員として戦うことができる。そこでも成長し続けたいし、上手くやっていきたい」とのコメントを紹介。また「W杯で日本代表になれるかどうかも気になりますね」と、3月の欧州遠征でメンバー外となった代表への想いも口にしたと言う。
同紙は乾について「4月から新監督を務める西野朗氏の下で、タカシのロシア参戦に向けた期待が高まっている」と、W杯メンバー入りの可能性にも触れている。残り3試合で精一杯のアピールを見せて、23人枠入りを果たせるのか。バスクの小さな町で飛躍を遂げたウインガーにとって、エイバルでの最後の戦いは重要なものとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)