「最初の試合で勝てた…」アフリカ王者撃破で世界5位にも浦和・柏木がレアル戦逃した悔しさを爆発

1ゴールでマン・オブ・ザ・マッチに輝く

 浦和レッズMF柏木陽介は12日のFIFAクラブワールドカップ 5位決定戦ウィダード・カサブランカ戦(モロッコ)で3−2勝利後、初戦の開催国代表アルジャジーラ(UAE)戦の黒星を改めて悔しがった。

「いいサッカーができて勝利できたのが良かった」

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた柏木は声を弾ませた。1−1で迎えた前半25分に貴重なゴールを決めた。ペナルティーエリア内左サイドでボールを受けたFWラファエル・シルバが縦に突破して中央へ折り返すと、FW興梠慎三はわずかに届かなかったが、ファーサイドに全力で駆け上がってきた柏木がスライディング弾を決めた。

 年内最終戦で3−2勝利を挙げ、アジア王者の意地を見せたが、レフティは悔しさをにじませた。

「個人的には最初の試合で勝てたと思う。実力はあると思う。悔しいけれど、次にクラブワールドカップに出る機会があれば上を目指したい」

 アルジャジーラとの初戦ではボールを支配したが、カウンターから失点。準決勝で前回大会覇者のレアル・マドリード(スペイン)と対戦するチャンスを逃してしまった。クラブ世界一決定戦でレアル戦を心待ちにしていた司令塔にとっては痛恨事だった。

「すごく自信になった。もっと質の高い攻撃、質の高い守備を目指して継続していきたい。Jリーグで優勝したい」

 柏木は最後に前を向いた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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