浅野の労働許可証却下のアーセナルに英紙が「悲惨な夏」と酷評 新天地にベルギー浮上

ジャカ以外の補強に連敗中の名門に批判殺到

 広島からアーセナルへの移籍が決まった日本代表FW浅野拓磨だが、就労ビザが下りずに英国外へのレンタル移籍を余儀なくされた。ストライカーの新天地候補にベルギーリーグも浮上する中、移籍市場での苦境が続くチームの状況は「悲惨な夏」と酷評されている。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 浅野は今夏のリオデジャネイロ五輪、ナイジェリア戦とコロンビア戦で2試合連続ゴールを決めてイングランドでも「アーセナルファンを興奮させるには十分」と注目株として報じられた。しかしA代表として出場経験が少なく、就労ビザ取得の基準を満たしていない浅野に対しては特例での労働許可証が下りなかった。

 アーセナルを率いるアーセン・ベンゲル監督は移籍金が格安の500万ポンド(約6億5000万円)だったことについて「彼は5000万ポンド(約65億円)の経費を必要としなかった」と語った。労働許可証が下りなかったことについて、インフレの一途をたどるプレミアリーグで浅野獲得に必要とした安価な移籍金に対し、就労ビザを管轄する英内務省が「プレミアで活躍する実力者」と見なさなかったと説明している。

 同紙は「タクマ・アサノのワークパーミット取得が却下され、アーセナルの悲惨な夏の移籍市場は続く」と特集。思うように補強の進まない“ガナーズ”の現状を批判している。

 

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