柴崎岳、レアル戦出場も見せ場作れず 投入時に現地紙注目「クラブW杯で2点決めた」

敵地で1-3と敗戦 退場者を出し数的不利のなか後半14分から出場

 ヘタフェのMF柴崎岳は、3日の敵地レアル・マドリード戦の後半14分から途中出場を果たした。スペインメディアは「カシマでレアル相手に2ゴール決めたガクだ」と注目したが、数的不利のチームで見せ場を作れず、試合は1-3で敗れた。

 サンチャゴ・ベルナベウで爪痕を残せなかった。レアルは前半24分、クロスボールを競り合ったこぼれ球にペナルティーエリア内でFWギャレス・ベイルが反応し、左足を振り抜き先制点。そして前半アディショナルタイムには、個人技からFWクリスティアーノ・ロナウドが左足で追加点を奪い、2点リードとなった。

 後半に入りヘタフェは、FWロイク・レミーが相手DFへのラフプレーで2枚目の警告を受けて退場処分に。数的不利となったなか後半14分、柴崎はMFセルヒオ・モラと交代でピッチに入った。

 スペイン紙「AS」は、試合のライブ速報で「ビジターが再び選手交代。モラが下がり、ガクが彼の位置に入った。2016年クラブワールドカップでカシマ・アントラーズのためにマドリーから2点決めたのと同じガクだ」と紹介した。

 2016年のクラブW杯に開催国王者の一員として出場した柴崎は、決勝でレアル相手に鮮烈な2ゴールを決めていた。この活躍が昨季のテネリフェ移籍の扉を開いていた。

 その後ヘタフェはMFフランシスコ・ポルティージョのPKで1点を返したが、終始劣勢に。柴崎は見せ場を作れず、局面打開能力に優れるレアルの波状攻撃を見守る状況となった。

 スペイン紙「マルカ」の3つ星評価による採点では、1点評価。ヘタフェで2点はGKエミリアーノ・マルティネスら5選手だった。両軍最高点は2ゴールを決めたクリスティアーノ・ロナウドの3点だった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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