救世主は韓国代表FW、圧巻30m同点ミドル 英メディア最高評価「スーパーストライク」

トットナムのソン・フンミンが同点の弾丸ミドル、ウェストハム戦で1-1ドローの痛み分け

 観客の度肝を抜くミドルシュートの応酬だった。現地時間4日、プレミアリーグ第22節のトットナム対ウェストハム戦は1-1の痛み分けとなった。ウェストハムMFペドロ・オビアングの弾丸ミドルシュートでビハインドを背負った“スパーズ”だが、救世主となったのは韓国代表FWソン・フンミンだった。

 序盤から圧倒的にゲームを試合したのはホームのトットナム。シュート数31対3という数字が物語るように、イングランド代表のFWハリー・ケインとMFデレ・アリ、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを中心としたアタッカー陣が再三ウェストハムゴールを猛襲した。

 しかし、フィニッシュの精度を欠いたトットナムを尻目に、ウェストハムは後半25分にこの試合唯一の枠内シュートをゴールに結びつける。元U-21スペイン代表のオビアングがゴールまで約25メートルの距離から右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。

 衝撃のスーパーミドルを食らい窮地に立たされたトットナムを救ったのがソン・フンミンだった。同39分、ゴール正面でボールを持つと、ゴールまで30メートルはあろうかという位置から思い切り良くシュート。右足のアウトフロントにかかった一撃は、GKの手から逃げるようにしてゴール右隅へ決まった。

 英衛星放送局「スカイ・スポーツ」と英紙「デイリー・メール」では、今季リーグ戦7得点目を決めたソン・フンミンにいずれもチームトップの7点が与えた。プレミアリーグ公式サイトも「ソンのスーパーストライクがスパーズを救出」と称える文句なしの活躍だった。

 それでも、トットナムの公式ツイッターによれば、ソンは試合後に「素晴らしいゴールを決めることは重要じゃない。今夜は勝点3を取れなかったことに動揺している。みんなもそうだと思う」とコメント。スーパーゴールの喜びよりも、勝利を逃した悔しさが上回ったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング