2ゴールの乾をエイバル監督が「信頼に値する」と称賛 スペインで進化した2点とは

ジローナ戦4-1勝利を導く活躍にメンディリバル監督もご満悦

 エイバルの日本代表MF乾貴士は、現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節ジローナ戦で、開始41秒での先制点を含む2ゴールを挙げる活躍で4-1勝利の主役となった。ホセ・ルイス・メンディリバル監督は、乾を「信頼に値する」と称賛した上で、ある二つの進化を証言している。地元紙「L’esportiu」が報じている。

 まさに“INUI劇場”だった。前節バレンシア戦(2-1)で今季初ゴールを決めた乾は、試合開始41秒で魅せた。ペナルティーエリア左でボールを持つと、相手マーカーを華麗なボールタッチで翻弄しながらカットイン。相手GKの逆をつくシュートで、秒殺弾に成功。さらに後半9分にはこぼれ球を冷静に押し込み、試合を決める3点目を奪った。

 試合後のメンディリバル監督は、乾の活躍にご満悦だった。「信頼に値する」と称賛すると、2015年シーズンにフランクフルトからエイバルにやってきた当時からの変化についてこう語っている。

「移籍してきた時から彼はテクニシャンだった。だが、守備はとても酷かった。今では彼は学んだ。相手に脅威を与えることができるポジショニングもできている。技術的にも多くのことを我々にもたらしてくれた。そして、ここ数週間はゴールへの距離も近くなっているね」

 指揮官はこう語った。テクニック至上主義のスペインにおいても、その技術は際立つという乾。守備面とポジショニングの2点を改善させたことで、その有効性は一段と高まったという。乾の選手としての進化に、メンディリバル監督は太鼓判を押していた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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