「他人は私の心配をする必要はない。私の幸福が何かなんて知らない」

　プレミアリーグ首位を独走するチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がライバルチームの監督を見下すような発言で注目を集めている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

「私に関する幸せは他の監督と自分自身を比較することだね。成功という観点でいくと2、3人しかいない。他の監督と私には大きな違いと、巨大な差が存在する」

「スペシャル・ワン」を自称するポルトガル人は今季リーグカップで優勝したが、欧州CL決勝トーナメント初戦パリサンジェルマン戦では数的有利に立ちながらも、延長戦の末にアウェーゴールの差で敗退したばかり。だが、そのショックはないようだ。

「他の監督に敬意を表するが、プレミアリーグで欧州王者になったことがあるのは私とルイス・ファン・ハールだ。プレミアを2度以上優勝したのは私とアーセン・ベンゲルだ。この国で全てのタイトルを制した人間が何人いるのか。ヨーロッパで7回リーグ優勝した人間はいるのか。2度欧州CLを優勝した監督がいるのか？　カルロ・アンチェロッティは3回優勝した。ファン・ハールとペップ・グアルディオラが2度優勝している」

　現在のイングランドではマンチェスター・ユナイテッドを率いるファン・ハール監督、アーセナルのベンゲル監督以外、比較に値する指揮官は存在しないようだ。

「私はこの事実に満足しているので、他人は私の心配をする必要はない。私の幸福が何かなんて知らない。全ての監督の上にいることは、私をスペシャルな気持ちにさせる。新聞に書いてあるくだらない記事を読んで、私が何か気にするかって？　するわけないだろう」

　2位マンチェスター・シティが14日のバーンリー戦で敗北。リーグを独走するモウリーニョ監督は高揚感に浸っている様子だった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images