リバプール監督の座は「あと1週間かも」 12戦9敗…CLでも惨敗に現地激怒「もうたくさんだ」

リバプールがPSVに1-4で敗戦
イングランド1部リバプールは現地時間11月26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節でPSVにホームで1-4と惨敗を喫した。この試合を受けて、地元紙「Liverpool Echo」が「スロットのリバプール監督としての地位はあと1週間しか持たないかもしれない。もうたくさんだ」と、指揮官の進退について言及する記事を掲載している。
【プレミアリーグ2025-26開幕】U-NEXT サッカーパックが全試合を独占配信 気になる登録方法は?
「我慢の限界だ」との書き出しで記事は始まり、「全くもって情けない後半の屈辱」の後、リバプールの選手たちがアンフィールドのピッチから意気消沈して立ち去る際、スタジアムに残っているホームサポーターが非常に少なかったことは、「一般的な総意も同様であることを示唆している」と指摘している。
「悲しみに暮れる選手たちへの拍手は丁寧なものだった。試合終了のホイッスル時にはざわめき程度のブーイングがあったものの、ファン層からの大きな反発はなかった」と述べつつも、この恥ずべき恐怖の光景を目撃した一人ひとりが、「リバプールのボス、アルネ・スロットは今や崖っぷちに立たされている」と同じ考えを持っているに違いないと断言している。
リバプールのホームスタンドであるコップのファンが90分に歌った「You’ll Never Walk Alone」の演奏は、控えめなものではあったが、ハーフタイム明けのレッズの「情けないパフォーマンス」よりはまだ熱意があったと評価している。リバプールは「信念、自信、組織力、クオリティーを欠いており、心と闘志の欠如が、ひどく、ひどく、ひどい夜の最も憂慮すべき側面だった」と厳しい言葉を並べている。
地元紙「Liverpool Echo」は、リバプールがクリスタル・パレスやチェルシー、ガラタサライに負けることはあり得るとし、マンチェスター・ユナイテッドにも、ブレントフォード、マンチェスター・シティにも負けることはあっても、それは起こりうることだと伝えている。しかし、リーグカップ戦で「機能的な控えチームを投入してパレスに敗戦」したり、ショーン・ダイチ監督率いるノッティンガム・フォレストにホームで「3-0で敗北」することは許されないと強調する。
そして、「最大の敬意をもって言えば、今シーズンのチャンピオンズリーグの最終局面には遠く及ばないであろうPSVアイントホーフェンに、自陣でこれほど無抵抗な形で辱めを受けることは絶対にあってはならない」と、今回のCL惨敗に対する怒りを露わにしている。
ホームでの欧州戦での敗北としては「共同で最も重い敗戦」となり、リバプールにとっては公式戦直近12試合で9敗目となった。「ほとんどすべてが当然の敗北だった」と報じ、「この最新の情けない努力は、今年初めのプレミアリーグ優勝の祝杯が遠い記憶となったリバプールにとって、苦痛に満ちたキャンペーンの最低地点を象徴している」と分析している。
「あのチームはとうの昔にいなくなった」とし、「そして、それに取って代わったチームは十分ではない。全くもって十分ではない。近づいてもいない」と断言。スロット監督の将来という点で、この試合があまり影響を及ぼさないという考えがあったとしても、来週のウェストハム・ユナイテッド、サンダーランド、リーズ・ユナイテッドとのプレミアリーグでの3連戦が控えているなかで、「このひどいパフォーマンスを無視することは単純に不可能」になったと指摘している。
スロット監督が今シーズン、多くの状況に翻弄され「困難な手札」を与えられたことは確かだと理解を示しつつも、「どんな経験をもってしても彼に準備させることができないものもあった」と述べている。しかしながら、「これはヘッドコーチや互いのために戦う意思のあるチームには見えなかった」と、選手たちの姿勢に疑問を呈した。
「リバプールの監督は今、彼自身のために、斧を振るうか、新しいゲームプランを考案しなければならない。これに固執することは、不要な自傷行為となるだろう」と結論づけ、「彼には反応が必要だ。彼にはチームが彼とともにあることを知る必要がある。そして何よりも、彼には勝つ必要がある」と、スロット監督の窮状を伝え、「もう逃げ場はない」と締めくくっている。




















