町田がクラブ初タイトル 都4部から37年間…黒田監督が感謝「本当に皆さんのおかげ」

町田が神戸に勝利して天皇杯初優勝【写真:徳原隆元】
町田が神戸に勝利して天皇杯初優勝【写真:徳原隆元】

町田が神戸を下した

 天皇杯の決勝戦が11月22日に行われ、FC町田ゼルビアとヴィッセル神戸が対戦。前半に2点リードを奪った町田が優位に進め、3-1で勝利しクラブ初の天皇杯優勝を果たした。試合後のフラッシュインタビューで町田の黒田剛監督は「本当に皆さんのおかげ」とサポーターを称えた。

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 神戸との対戦となった一戦は前半6分、左再度からのクロスをFW藤尾翔太が合わせて先制に成功した。そして1点をリードしていた町田は前半32分に追加点を挙げる。FW藤尾翔太がハーフラインでボールを落とすと、これをFWミチェル・デュークが受ける。デュークは走り出したMF相馬勇紀へ絶妙なロングスルーパスを通すと、パスを受けた相馬が左足でGK前川黛也との1対1を制して、2点目となるゴールを決めた。

 さらに後半11分、敵陣でボールを受けた藤尾が1トラップから左足を振り抜くと、鋭いシュートはゴール右隅に突き刺さった。その後神戸の猛攻を1点に収めた町田がクラブ史上初となる天皇杯優勝を果たした。

 試合後のフラッシュインタビューで黒田監督は「J1 2年目のまだまだ新参者ですけど、このFC町田ゼルビア、1989年から約37年かけて関東4部リーグから這い上がってきた皆さんの思いがね、今日こうして日本一ということで本当に一つになって戦えたこと、そして優勝というものが、このFC町田ゼルビアにもたらすことができたこと、本当に皆さんのおかげだと思っております、ありがとうございます」とサポーターへ感謝の言葉を述べた。黒田監督は関東4部と述べたが、1989年に設立され、1991年に都4部から始まった物語に名を刻んだ。

 さらに「やはりこの国立、そしてファイナルというこのステージは、立ち上がり15分で決まるということを選手たちにも言ってますけど、まさに早い得点からの追加点ということで、選手たちは本当に我々のスタッフの言うことをしっかり誠実に聞き、そして本当に見事に実践してくれたなという風に思います」と言及した。

 クラブにとっても黒田監督にとっても初の国内タイトル獲得となったが、「色々考え深いものもありますけども、まずここまで必死に耐え抜いてくれた選手たちと、そしてそれを支えたスタッフ、ファンサポーターの方々に感謝の気持ちをお伝えしたいなという風に思います。このJ1リーグで常に上位を取り続けること、そしてまだACLの戦いも終わってませんので、アジアでもう一つ上の段階目指して頑張っていきたいなという風に思います」と締めくくった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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