“異国で見た”J1残留「勇気もらった」 幼少期からファン…17歳が知っていた「強さ」

U-17日本代表の浅田大翔「この大会の優勝で恩返しできればなと思います」
U-17日本代表は11月12日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。9日のポルトガル戦に臨む直前、所属する横浜F・マリノスのJ1残留の瞬間を見届けたFW浅田大翔。「この大会の優勝で恩返しできればなと思います」と、先輩とサポーターへの感謝を語った。
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ポルトガル戦の当日、カタール時間で午前8時キックオフだった横浜FMと京都サンガF.C.の一戦。「試合を見ていました」と明かした浅田は、「そこで勇気をもらって、またこのチームで頑張ろうと思いました」と気合いを入れて試合に臨んだ。そして、大会2アシスト目を記録し、2-1の勝利に大きく貢献した。
クラブ史上最年少となる17歳0か月16日で、今季からトップチーム昇格。ところがチームは残留争いに巻き込まれ、一時は最下位もさまよった。そのような状況下でチームを離脱するのは、後ろ髪を引かれる思いもあったが、「先輩たちならやってくれると思っていたので、そこは感謝ですね」と笑顔を見せた。
神奈川県出身で幼少期からのマリノスファン。「ちょっと危なかったですけど、でも結局マリノスは強いので。その強さが出たかなと思います」とクラブのポテンシャルを良く知っている。「今練習とかも雰囲気めちゃくちゃ最高ですし、間違いなく残留できると思っていました」と強さが戻ったことを喜んだ。
一方、個人としてはリーグ戦1試合の出場だったが、プロ1年目からスティーブ・ホーランド監督、パトリック・キスノーボ監督、大島秀夫監督と3人からの指導を受けた。「それぞれ違うことを求めていたり、難しかったですが、練習から表現してうまくアピールできたかなと思います」と貴重な経験となった。
カタールの地まで駆け付けてくれたサポーターもおり、スタジアムには浅田の名前の横断幕も掲げられた。それを見つけ、「マジで本当に嬉しかったですね、感謝です」と話す浅田。「サポーターのおかげで残留を決めることができました。この大会の優勝で恩返しできればなと思います」と大会制覇を誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















