鹿島が優勝へ前進! リーグ戦13試合負けなし…横浜FCは他会場次第で明日にも降格決定

鹿島が横浜FCに勝利で優勝へ前進【写真:徳原隆元】
鹿島が横浜FCに勝利で優勝へ前進【写真:徳原隆元】

鹿島が横浜FCに2-1で勝利

 J1リーグは11月8日に各地で第36節を行い、メルカリスタジアムでは首位の鹿島アントラーズと18位の横浜FCが対戦した。この試合に勝てなければ今節にも降格が決まる横浜FCの堅い守備に苦しみながらも、FWレオ・セアラとMF知念慶がゴールを挙げて2-1で勝利。9年ぶりのJ1リーグ優勝に大きく近づいた。一方、敗れた横浜FCは横浜F・マリノスの結果次第で今節にも降格が決まることとなっている。

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 残り3試合、勝てば文句なしの優勝となる鹿島は開始2分にFWレオ・セアラがゴールネットを揺らしたがオフサイドとなって得点が認められない。早い時間帯の失点を免れた横浜FCも最前線のFW櫻川ソロモン、FWアダイウトン、FWジョアン・パウロの強力3トップへのロングボールやMF細井響のロングスローで鹿島ゴールへ迫った。

 鹿島に攻撃の形をつくらせなかった横浜FCは、前半43分に鹿島のスローインからパスコースを限定してレオ・セアラのパスミスを誘発。最後は櫻川がミドルシュートを放ったが、ボールを枠に飛ばせなかった。鹿島も前半AT、FW鈴木優磨がファウルを受けてゴールやや左側の好ポジションでFKを得たが、レオ・セアラの強烈なシュートは壁に当たる。

 その直後にもDF植田直通のロングボールから最終ラインの裏を取ったFW田川亨介が左足でゴールを狙ったが、ボールは枠をそれていった。勝ち点3の欲しい両チームの一戦は手堅い展開のまま前半は0-0のスコアレスで終わる。

 後半に入ると、ホームの鹿島が押し込む展開になる。最初のビッグチャンスは後半13分、MF知念慶が右からクロスを入れると田川のシュートがブロックされ、こぼれ球をDF小川諒也がシュートしたが、これも田川に当たる。さらに鈴木がボールを回収してシュートしたが、横浜FCの守備にブロックされてゴールは決められなかった。同15分にはMF三竿健斗のスルーパスをポケットで受けたレオ・セアラが丁寧にクロスを入れたが、DFにクリアーされた。

 攻め込む鹿島は17分にも三竿の浮き球のパスを受けた田川が落とし、レオ・セアラがシュートを放ったがGKの正面に飛ぶ。横浜FCに圧力をかけていた鹿島は、後半18分にMF松村優太のパスを受けた田川がゴール前に折り返す。これをレオ・セアラがゴール右上に決め、ホームチームがリードを奪った。さらに9年ぶりのJ1制覇を視界に捉える鹿島は、すぐに追加点を挙げる。わずか3分後、小川のCKから知念が打点の高いヘッドでゴールに決めてリードを2点に広げた。

 このままでは終われない横浜FCも後半23分に細井のロングスローからチャンスを作る。MF山田康太のミドルシュートはGK早川友基に阻まれたが、そこからの二次攻撃でFWルキアンの折り返しをDFンドガ・ボニフェイスが押し込み、再び1点差に戻した。

 5分間で3点が決まる激しい展開となったが、その後は得点が動かず。勝利した鹿島は勝ち点「70」獲得一番乗りとなるとともに、次節も首位で迎えることが決定した。一方、敗れた横浜FCは、9日の京都サンガF.C.と横浜F・マリノスの試合で横浜FMが勝利した場合は降格が確定することとなった。

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