テネリフェ監督、中盤で柴崎の自由なプレーを容認 「左サイドという“縛り付け”から外す」と明言

前節ルーゴ戦でトップ下に入った柴崎、途中で左に移り、最後は再びセンターへ

 テネリフェのMF柴崎岳はここ2試合連続で先発フル出場を果たし、チーム内で主力の座を手にした印象があるが、現地時間13日に控える第38節フエスカ戦に向けてホセ・ルイス・マルティ監督が会見で、中盤で柴崎の自由なプレーを容認している。

 現地紙「エル・ドルサル」によると、指揮官は「我々は選手たちに、常に勝つという思考、そのプレーを叩き込んでいる。相手チームもプレーしてくるだろうが、我々が最大限の力を出しきれば、昇格プレーオフに進むための大きなステップを踏み出すことができる」と、終盤戦に向けてチームを引き締め直している。

 その一方で、前節ルーゴ戦でキックオフ時にはトップ下だった柴崎が、左サイドにポジションを移し、最後は再び中盤センターに入ったことについて記者から質問されると、以下のように答えた。

「彼が迷った気持ちにならないように、左サイドという“縛り付け”から外すことにした。それによって彼は思考・判断できる時間が増えた。彼を縛り付けることは望んでいないし、自由自在にプレーする必要がある。我々は彼がルーゴ戦で見せたようなプレーぶりを見せてくれることを願っている」

 ルーゴ戦では柴崎が豊富な運動量を生かして自由自在に動くことによって、テネリフェの攻撃にリズムが生まれ、柴崎自身も際どいスルーパスを送るなどチャンスを創出した。指揮官の期待も高まっているだけに、初ゴールや初アシストといった明確な結果で答えることはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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