「原爆の日」長崎市で初のJリーグ開催 福山雅治がサプライズ登場…スポーツは「平和の象徴」

爆心地から約1.5キロのスタジアムで開催、試合は2-1で長崎が勝利
V・ファーレン長崎は8月9日、J2リーグ第25節で北海道コンサドーレ札幌と対戦した。平和祈念マッチと冠されたこの試合は、「原爆の日」に長崎市で初めて開催されたJリーグ公式戦。試合は2-1で長崎が勝利を挙げ、平和への祈りを捧げた。
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会場となったのは、昨年10月に開業したばかりの「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」。爆心地から約1.5キロの位置にあった軍事工場の跡地に建設された。試合前には、平和を祈る曲「クスノキ-500年の風に吹かれて-」の合唱が行われた。
この曲は長崎市出身の福山雅治さんが2014年にリリースし、被爆80年の今年に新たに編曲したもの。隣接する「HAPPINESS ARENA」でのイベントに出演予定となっていた福山さんがサプライズ登場し、スタジアムは大歓声に包まれた。
福山さんは「スポーツというのは平和の祭典、象徴だと思っております。世の中はまだまだ戦争であるとか、様々な戦いがありますけれど、こうやってきょうこの日にサッカーというスポーツで存分に戦える、開催できるというこの一日が、今この瞬間こそが平和だと言えると思っております」などと挨拶した。
試合前には黙とうと長崎キャプテンのMF山口蛍による平和宣言が行われ、キックオフ。前半から長崎は気持ちのこもったプレーで何度も決定機を作り、試合を優位に進めた。しかし、前半18分に先制ゴールを許して前半を折り返した。
後半になると、サポーターの声援に押されて長崎が押し込む展開が続く。すると、後半23分に途中投入されたMF笠柳翼のクロスに、MFマテウス・ジェズスが合わせて同点。さらに同アディショナルタイムにマテウス・ジェズスが2点目を決めて逆転に成功。試合は長崎が劇的勝利を収めた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















