味方の初ゴールなのに「やられたな」 悔しさも吐露…日本代表で再会“先輩後輩の絆”

国士舘大の先輩後輩にあたる綱島悠斗と望月ヘンリー海輝が共演「幸せだなと」
日本代表は7月12日、EAFF E-1サッカー選手権で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。A代表デビュー戦となったDF綱島悠斗(東京ヴェルディ)は、先制ゴールの起点にクリーンシートと堂々の活躍。国士舘大の1年後輩にあたる望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)とともにピッチに立ち、思いを噛みしめた。
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前半11分、綱島のパスを起点に先制ゴールが生まれた。受けた田中聡(サンフレッチェ広島)が、細谷真大(柏レイソル)に強烈な縦パス。細谷がペナルティエリア手前から振り向きざまに右足で決めた。守備も危ない場面はほとんどなく安定したパフォーマンス。「今すごくポジティブな印象です」と語った。
そんな綱島の後輩にあたる望月は、8日のホンコン・チャイナ戦で一足早くA代表デビュー。中国戦では2人揃っての先発出場が実現し、「こうやって隣でプレーできてすごく嬉しく、幸せだなと思います。これからヘンリーとともに生き残っていくために、もっともっと成長しなければいけない」と力を込めた。
感慨深い時間ではあったが、ともに目の前の試合に集中。「自分の隣なので、どういうシチューションのときにこういうポジションを取ってほしいとか、自分がボールを持ったときに、ここのポジションを取ってほしいとか、けっこうサッカーの話は詰めたかなという印象があります」と綿密な準備をしたという。
後半19分には、望月がペナルティエリア手前からの左足ミドル。相手に当たってゴール右隅に決まった。「そうですね、やられたなって感じですね」と笑顔を見せた綱島だったが、「先にゴールを決められて悔しい気持ちはありますけど、素直におめでとうというのは伝えましたね」とやり取りを教えてくれた。
ディフェンスながら、セットプレーでは自身も貪欲にゴールを狙っていたという綱島。後輩の初ゴールを間近で見て、「やっぱりあそこでシュートを打つからですよね。そこで、まずその強気の姿勢だからこそ生まれたゴールだと思うので、本当に僕も負けずに頑張りたいなと思います」と強烈な刺激を受けた。
一方の望月も、「大学で一緒にやっていた選手と、この韓国の地で代表のエンブレムつけてやるというのは、あまり想像していなかったので、すごく嬉しい思いでいっぱいです。最高です」と語った。大学卒業後は、初めてともにプレーした先輩と後輩。2人の物語はまだまだ始まったばかりなのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















