38歳でフル出場の“鉄人”に驚愕「あの年齢でもA代表でできるんだ」 デビューの24歳「勇気もらった」

綱島悠斗はこの試合で日本代表デビューとなった
日本代表は7月12日、韓国で行われているEAFF E-1サッカー選手権の第2戦で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。国内組のみで構成されたメンバーで戦っている日本は、初戦のホンコン・チャイナ戦(6-1)に続き、多くの選手が代表デビューを果たした。この試合では5人の先発メンバーが代表初キャップを刻んだが、その一人がDF綱島悠斗(東京ヴェルディ)だった。
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中国に攻め込まれる回数は決して多くなかったが、そのなかでも綱島は落ち着いた守備を見せた。また、攻撃面でもCKの際にはフィニッシャーとして相手のゴール前で脅威になり、チームの2試合連続勝利に貢献した。
先発メンバーに選ばれた際には「ものすごく重圧を感じましたし、今までに感じたことのない緊張感がありました」と言うが、「これだけやれば大丈夫だろうという準備ができたから試合には冷静に臨めた」と胸を張った。初の国際Aマッチでサッカー選手として良い刺激を受けたという。
「本当に目標としてきたピッチですし、終わった感覚としてはすごく楽しかった印象と、この試合を終えていろいろな課題が見つかりました。自分自身がもっと成長できる、うまくなれると思えていることが、すごくポジティブな印象です」
そして具体的な課題について「海外組のなかで混ざっても、遜色なくやるようにするためには、守備のポジショニングだったり、攻撃のポジショニング、立ち位置、あとはラストパスだったり、前線に付けるパスだったりの質、そういう細かいパスの精度やポジションの微修正がもっとできるなと感じました」と言及した。
この試合では所属する大ベテランのDF長友佑都と最終ラインを組むことになった。「常にコミュニケーションは取れていた」という綱島は、ピッチ外でも所属する東京Vのライバルクラブに在籍するベテランに多くの質問をしたところ、「すべて快く答えてくれた。人間力がすごく高いなという印象を受けた」という。
聞いた話だけではなく、長友の日常を目の当たりにすることで、受けた刺激は測りしれないようだ。38歳でA代表として戦うことにも「本当に、納得しかない」と言い切る。
「あれだけ日常から準備して、日々、サッカーのことに対して向き合って、どういうマインドで準備するか。この数日間でもすごく学びがあった。あれだけ準備をしていたら、それは今年(9月12日に)39歳になる年齢でも、絶対にできるんだなというのは、僕自身の励みにもなりました。本当に勇気をもらいましたし、あれだけサッカーと向き合っていたら、あの年齢でも90分、A代表のピッチで戦えるんだと思うことができたので、自分自身ももっと日常から変えていきたいなと思います」
昨季、ボランチからセンターバックにコンバートされ、才能を開花させつつある24歳は、初の代表活動でさらに成長するヒントを多く見つけられているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















