チェルシーは6年契約の提示へ

　チェルシーが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ獲得に、サッカー史上最高額の2億ポンド(358億円)の違約金に加え、6年間の長期契約を準備していることを英地元紙「デイリー・スター」が報じている。

　先日、敗戦を喫したレアル・ソシエダ戦で先発から外されたメッシは、翌日の練習をボイコットすることで不満を露にした。ルイス・エンリケ監督は公開練習を欠席したエースに激怒し、両者の亀裂は決定的なものとなっていることを地元メディアは伝えている。

　バルサと看板選手の間に生まれた亀裂を、チェルシーは見逃さなかった。長きに渡って関心を抱いていたスーパースターに、2億ポンドもの巨額の資金を提示する大勝負に乗り出すようだ。年俸に関しても、メッシの要求額を用意し、最高待遇で迎える態勢を整えているという。

　メッシに対してはマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンも獲得に乗り出していたが、ファイナンシャル・フェア・プレーの適用により、両クラブは更なる投資に制限がかかっている状況のため、“ポール・ポジション”に位置しているのはチェルシーだという。

　メッシは史上最高額の移籍金でバルサを去るのか。ショッキングなニュースがいよいよ現実味を帯びてきた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images