アシスタントコーチのクリス・ホッグ氏が平河を称賛

　パリ五輪に出場するU-23日本代表のFW平河悠は、今夏にJ1リーグのFC町田ゼルビアからイングランド2部ブリストル・シティに期限付き移籍した。五輪前にチームのキャンプに帯同していた平河を、アシスタントコーチのクリス・ホッグ氏は「彼は素晴らしい人間」と絶賛している。

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　平河は昨季、町田でJ2制覇とJ1昇格に貢献。今季J1でも18試合で2得点5アシストを決めていた。大岩剛監督率いるU-23日本代表の一員として予選から主力を務め、パリ五輪の本大会登録メンバー18人にも名を連ねている。

　7月9日にブリストル・シティへの期限付き移籍が発表された平河は、早速ポルトガルでのキャンプに合流。パリ五輪のためにすぐにチームを離れることになるが、すでに新天地に馴染み始めているようだ。クラブ公式YouTubeチャンネルで公開された動画では、アシスタントコーチのホッグ氏が周りと積極的にコミュニケーションを図っていたという平河の姿勢を絶賛していた。

「（キャンプの）主な目的は関係性の構築と結束力を高めること。それができたことは素晴らしい。ユウも加わって、グループの一員として見ることができた。今はまだ言葉の壁があることは間違いないが、彼はつながりを持ち、話そうとする素晴らしい人間だ。私の日本語を伝えるためにグーグル翻訳が少し役に立ったし、監督も同じようにしていたよ」

　平河はJリーグのシーズン途中での移籍となるうえに、さらに五輪も経ての2024-25シーズンを迎える。ホッグ氏は「彼のスケジュールはほかの選手とは大きく異なる。直近の数か月間に20試合以上をこなし、さらにオリンピックに向けた準備をしている」と話し、「我々の仕事は彼の負担を和らげ、彼の望むもの、必要なものを提供すること。さらに重要なのは、彼が戻ってきた時に可能な限りフレッシュな状態で走り出せるように準備することだ」とハードスケジュールの中で戦う平河へのサポートを約束していた。

　初の欧州リーグに挑む平河は、新天地でどのような活躍を見せられるのか注目だ。