遠藤航へチーム最低点「交代は妥当」 チームの試練を現地指摘「崩壊の危機に瀕している」
遠藤には3点の評価
イングランド1部アーセナルは4月14日、プレミアリーグ第33節でクリスタル・パレスと対戦し0-1の敗戦を喫した。日本代表MF遠藤航は先発したものの、前半のみで交代に。現地メディアもチーム最低点の評価を下している。
リバプールは前半14分、クリスタル・パレスMFタイリック・ミッチェルにニアゾーンに侵入を許すと、FWエベレチ・エゼに決められあっさり失点。遠藤のマークしていたミッチェルの抜け出しから生まれた得点だった。
一方で、前半27分には遠藤にビッグチャンスも訪れる。コーナーキックの流れから遠藤がGKの至近距離からシュートを放つが惜しくもクロスバーを直撃。ゴールを割ることはできなかった。
中盤で何度かボールを失うなど、相手のカウンターの狙いどころとされた遠藤。前半45分でベンチに下がり、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが代わりにピッチに入った。だがリバプールは、惜しい場面を何度か作りながらその後も追い付くことができず。公式戦のホームで2連敗と、ここにきて急ブレーキとなっている。
リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」は、選手採点(10点満点)で遠藤にチーム最低の3点をつけた。「この31歳は序盤の45分間、ボールを失い続け、活力も見えず、観客が彼に不満を募らせているのが感じられた。ハーフタイムでの交代は妥当だった」と報じられた一方で、「遠藤は素晴らしい契約を結んだが、多くの選手と同じようにこの数週間が彼を苦しめているようだ」と補足もしている。
また同メディアでは「クロップにとって試練の1週間だった」と、11日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦のアタランタ戦(0-3)に加え2敗を喫したチームを総評。今季限りで退任も決定しているユルゲン・クロップ監督のチームについて「今シーズンは伝説になる可能性があったが、崩壊の危機に瀕している」と現状に警鐘を鳴らした。