「これは辛い…」 高校ユース大会の舞台に震災の爪痕、歪んだグラウンドの現状に悲痛

高校サッカー大会開催のグラウンドにも被害(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
高校サッカー大会開催のグラウンドにも被害(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

伝統ある高校サッカー大会開催のグラウンドにも被害

 石川・能登地方で最大震度7を観測する強い地震が発生し、甚大な被害が日々報告されている。同地方で毎年開催されている高校ユース年代の大会「和倉ユースサッカー大会」の舞台となってきたグラウンドにも震災の爪痕が残され、惨さを物語る現状に悲痛の声が上がっている。

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 石川県能登地方では1日午後16時10分頃、同地域を中心とするマグニチュード7.6の大地震が発生。大津波警報が発令された能登地方では、地震発生から時間が経つにつれ、被害の実態が明らかに。火災や家屋の倒壊が相次いだことで多数の死傷者や安否不明者が出る事態に発展した。

 震災の被害は、毎年夏に高校ユース年代の大会「和倉ユースサッカー大会」が開催されてきた和倉温泉多目的グラウンドにも及んだ。同大会を運営する「株式会社ワン・オール」の公式X(旧ツイッター)上には地震により人工芝が歪んだり、グラウンドの周りに建てられた柵が傾いたりしている光景が写真で公開された。

 Xには「いま、ワン・オールにできることは、能登半島の現状を皆さまにお伝えすることかと思い、現地から届きました写真や動画を、随時投稿していきたいと思います。写真は、和倉ユースサッカー大会でも使用している、和倉温泉運動公園多目的グラウンドの現状です」と綴られ、被害実態を全国に向けて発信した意図を説明している。

「和倉ユースサッカー大会」は高校サッカーの強化を目的に1983年から開催されてきた伝統ある大会。毎年全国の強豪校、Jクラブユースが参加し切磋琢磨してきた背景もあり、SNS上には「これは辛い…」「こんなことになってるとは」「グランドが…大変なことに」「一日も早い復興を願います」と、同地方を襲った地震の惨さを物語るグラウンドの被害に悲痛の声が多数寄せられた。

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