メッシが受けた“時間稼ぎ”の警告にバルサが猛反発! リーガに抗議した背景にあるのは…

バルサの脳裏にちらつく3節後に控える大一番

 この裁定にメッシは珍しく怒りを露わにし、スパイクを放り投げてピッチサイドに出る状況となった。ルイス・エンリケ監督も試合後に「誰がそんなルールを作ったのか分からない。メッシがファウルを受けてピッチを去らなければならない時、彼は靴紐がちぎれていたのに」と判定を不服とした。クラブもこれを受けてリーガ側へと抗議した。

 累積警告で神経質になるのは、12月3日に宿敵レアルとのクラシコを控える日程もあるだろう。この日、敵地サンチェス・ピスファンでの一戦では「MSNトリオ」全員が警告を受けている。L・スアレスの場合は今季通算5枚目のイエローカードで、次戦マラガ戦が出場停止となったものの“清算”を果たした。

 ただネイマールは同4枚目と“リーチ”がかかった状態で、メッシも同3枚目と、クラシコまでの2試合でイエローを受ければ出場危機を迎える。最強3トップのいずれかを欠く事態は避けたいだけに、アピールしたのも自然のことだったのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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