3月下旬にコンテ前監督との契約を解除

　イングランド1部トッテナムは新監督として元スペイン代表監督のルイス・エンリケ氏の招聘に動いているようだ。同1部チェルシーもエンリケ氏を候補としているなかで、英紙「デイリー・メール」がトッテナムはライバルからのハイジャックを画策していると報じた。

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　トッテナムは3月下旬にアントニオ・コンテ前監督との契約を解除した。2021年からチームを率いていたイタリア人指揮官は、今季成績が低迷するなかで選手や首脳陣を公然と批判。これによりクラブとの関係悪化が伝えられ、チームを去ることになった。現在はアシスタントコーチから昇格したクリスティアン・ステリーニ氏が暫定監督として指揮を執っている。

　立て直しを託す新監督を探すトッテナムは、カタール・ワールドカップ（W杯）でスペイン代表を率いていたエンリケ氏と早ければ今週中にも交渉を開始すると伝えられている。先日、バイエルン・ミュンヘンを解任されたユリアン・ナーゲルスマン氏も候補として伝えられていたが、英紙「テレグラフ」によれば、トッテナムのプライオリティーはエンリケ氏だという。

　エンリケ氏とナーゲルスマン氏はともにチェルシーの新監督候補としても名前が挙がっている。同じロンドンを本拠地とするライバルクラブが同じターゲットを狙う構図となったが、果たしてエンリケ氏を迎えるのはどちらのクラブになるだろうか。