ミラン黄金期を支えた名手が中国資本の波に警鐘 “悪魔の手をつかむ”行為に「彼らの狙いを理解すべき」

ミラノ勢はともに中国資本のクラブに

 イタリアでは、アルベルティーニ氏の古巣であるミランとインテルという、北イタリアの主要都市ミラノを本拠地とする両チームが今季から中国資本のクラブになった。チャイナマネーによる“爆買い”で、クラブに有力な選手を集めて再建できるのではないかという期待が高まる。しかし、かつての名手は期待だけでなく観察が必要であると語った。

「まずは中国人グループの狙いを理解することが必要だ。彼らが正しい目的でここに到着したのかどうかを判断するためにもね。期待するだけでは意味がない。しっかりと観察していくことも不可欠だ」

 アルベルティーニ氏は、目先の大金に目を奪われることなく、裏側にどんな狙いを持っているかをチェックし続けるべきだと話した。現地メディアでは「悪魔の手を掴んだ」とも表現された中国への資本売却は、ミラノ勢の行く末をどのようなものにしていくだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング