イタリアの名将がリーガ二強を分析 若手の台頭乏しきバルサとエース不振のレアルを一刀両断

「レアルの問題はクリスティアーノだ」

 現在、公式戦4試合連続の引き分けに終わっているレアルに至っては、エースであるFWクリスティアーノ・ロナウドを名指ししている。

「現時点でのレアルの問題はクリスティアーノだ。なぜなら、彼は素晴らしい選手であることは確かだが、フィジカル的に良好なものとは言えない」

 ロナウドは今夏のEUROでポルトガル代表を優勝に導いたが、その代償として決勝で膝を負傷。急ピッチで復帰を果たしたものの、リーガ出場5試合でわずか1得点と本来のゴールマシンぶりが鳴りを潜めている。冷徹な観察眼で知られるカペッロ氏は、そこを見逃していない。

 数試合ゴールから離れるだけで周囲が騒がしくなるのは、CR7の実績があるからこそとも言える。批判されるたびにその声を黙らせる一撃を叩き込んできた誇り高き男は、カペッロ氏の指摘をも発奮材料とできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド