【W杯】森保ジャパンに驚愕「システムを超えた」 日本代表OBがドイツ戦大金星を絶賛「『え?』と驚く采配だった」

森保監督の采配、すべてを出し切るという選手の思いがこの結果を生んだ

 いいようにやられた前半があった分、全員が一丸となって「絶対に負けない」「まずは1点を取る」という一体感が生まれた。いつでも点が取れるという雰囲気を醸していたドイツは日本をどこかなめていた。2点目を取ったら、この試合は楽勝というような空気を感じた。

 後半頭に冨安健洋を入れて3バックに変更し、そこから三笘薫、浅野拓磨、堂安律、南野拓実を順次投入し、超攻撃的とも言える布陣にした。一見すると「とてもじゃないが守れない」と思える布陣だが、みんなが気迫あふれるプレーを見せ、連動してシステムを超えたサッカーになった。

 劣勢の前半があったからこそ、逆に思い切り良く割り切れたのかもしれない。中途半端にテコ入れするぐらいでは何も変わらない、と。結果的にいい流れを呼び込んだのは森保監督の采配だった。そして、すべてを出し切るという選手たちの強い思いがないと、やはりこの結果は生まれなかった。

 ドイツも面食らった感じがあった。采配を含めて、まさかという展開だったし、このシナリオは誰にも書けないものだった。

金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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