J1得点王争いは近年稀に見る大混戦 残留争う清水エースがトップ、2位には日本人選手が並ぶ
清水FWサンタナが現在トップ、追う形で川崎MF家長と湘南FW町野が並ぶ
J1リーグも11月5日で最終節を迎える。最後まで白熱している首位の横浜F・マリノスと2位川崎フロンターレの優勝争いに注目が集まるなか、得点王候補はこれまでに類を見ない混戦となっている。
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現在トップを走るのは、清水エスパルスのFWチアゴ・サンタナだ。昨季挙げた得点数と同じ「13」ゴールで単独トップに立つ。降格圏17位に沈むチームを、最終節で救うことができるか。
それを1点差の「12」で追いかけているのが川崎のベテランMF家長昭博と、湘南ベルマーレで今季爆発しているFW町野修斗の2人だ。家長は前節・ヴィッセル神戸との対戦(2-1)で貴重な勝ち越しペナルティーキック(PK)を決め、町野は同節にサガン鳥栖相手に2点を決め3-0の勝利に貢献した。
追走するのは3人のブラジル出身FWで、得点数「11」の2点差と十分得点王が狙える位置にいる。首位横浜FMからアンデルソン・ロペスとレオ・セアラ、2位川崎からマルシーニョが食い込む形だ。それぞれ好調のクラブを支える貴重な得点源となっているが、最終節で優勝を呼び込むゴールを挙げられるか。
そのほか2桁得点を達成しているのは、「10」ゴールのFC東京(6位)MFアダイウトン、アビスパ福岡(14位)のFW山岸祐也、そして今年7月にベルギーへと移籍した元鹿島アントラーズFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)の3人となっている。
山岸は前節柏レイソル戦(2-1)で貴重な先制ゴールを挙げており、調子の良さは健在か。一方のアダイウトンは出場したここ4試合ノーゴールとなっているが、最終節で得点を重ねることができるか注目が集まる。
2桁得点以下も、「9」ゴールが3人、「8」ゴールが5人と今シーズンはさまざまな選手がチームの得点源となっていることが窺える。予想が着かない熾烈な得点王争いを勝ち取るのは誰になるのだろうか。