浦和が土壇場で同点劇 札幌戦、終了間際にPK獲得で1-1ドロー決着

同点ゴールを決めたアレクサンダー・ショルツ【写真:Getty Images】
同点ゴールを決めたアレクサンダー・ショルツ【写真:Getty Images】

1点ビハインドのなか、後半40分に獲得したPKをショルツが決める

 浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場のために延期されていたJ1リーグ第27節、北海道コンサドーレ札幌との一戦が10月12日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

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 浦和は10月8日のサガン鳥栖戦に続いてFWキャスパー・ユンカーとFWブライアン・リンセンの2トップがスタメン。札幌は2012年から17年途中まで浦和を率いたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の指揮の下、攻撃時には4-3-3、相手ボール時にはマンマーク気味についていく形でスタートした。

 前半のペースを握ったのは札幌だった。浦和の2トップが札幌のビルドアップを有効に制限できない中で札幌の攻撃回数が増え、逆に浦和の組み立ては高い位置で捕まえるいいサイクルが生まれてゴール前へ攻め込む回数を増やした。

 一方で浦和はMF岩尾憲が相手の背後に浮き球で通したパスに対して前半36分にはユンカー、前半38分にはリンセンがGKの上を越えるシュートを狙ったもののいずれも枠を捉えられず、前半は0-0のまま終了した。

 後半に入ると浦和の2トップが背後に飛び出す機会を増やし、後半12分にはMF小泉佳穂のパスに抜け出したユンカーからDF大畑歩夢を経由してゴール前でフリーのリンセンにパスが渡ったが、これもゴールの枠を捉えられなかった。

 逆に札幌は後半26分、左45度付近からMFルーカス・フェルナンデスが巻いて落とす右足シュートを狙うと狙い通りにファーサイドのサイドネットに吸い込まれる芸術的な一撃となり、1-0の先制に成功した。

 浦和は後半30分に途中出場のFW松尾佑介が小泉のスルーパスに抜け出してGKと1対1になるも、左足シュートはゴールポストを直撃。こぼれ球に詰めたDF酒井宏樹のシュートも相手に弾き出された。さらに後半35分には松尾が相手に競り勝ったところから抜け出したFW明本考浩がGKと1対1になるも、またしてもシュートは枠外。前半から攻撃陣があまりにも決定機を生かせなかった。

 そうしたなかでも浦和は後半40分、MF大久保智明のシュートがペナルティーエリア内で札幌のハンドを誘ってPKを獲得。札幌は谷本涼レフェリーに激しく抗議したがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックを経ても判定は変わらず。これをDFアレクサンダー・ショルツが蹴り込んで後半44分の同点ゴールになり、浦和が1-1の引き分けに持ち込む形になった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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