前回V・青森山田が敗退&名門・帝京が躍進 高校サッカー総体、“波乱”の印象も実は「順当な大会」

明確な理念を持ち、トレーニングと試合を積み重ねて来たチームが結果を出す

 今大会はまさにその流れに即した大会だった。ベスト4から1つ遡り、準々決勝に勝ち上がった8チームを見ても、プレミア勢の前橋育英、大津(熊本/プレミアWEST)、プリンス勢の帝京、昌平、岡山学芸館(岡山/プリンス中国)、矢板中央(栃木/プリンス関東)、米子北に、県リーグ所属ながらも激戦区・神奈川を制した湘南工科大附属(神奈川1)と、その顔ぶれに驚きはなかった。

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 青森山田の2回戦敗退というインパクトがあまりにも大きく、「大波乱の大会」と誤解されてしまいがちだが、「トーナメントだろうが、リーグ戦だろうが、自分たちがやるべきことを貫いて相手を上回る。これが大事だと思った」と優勝した前橋育英の山田耕介監督が語ったように、まさにチームとして明確な理念を持ち、トレーニングと試合を積み重ねて来たチームが結果を出し、実は「順当な大会」であった。それだけ高校サッカーの質が上がって来ていることを証明する大会でもあったと言える。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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