ミランの年間チケット販売数が30年間で最悪の1万人と発覚 伊紙「サポーターは情熱を持てない」

3週間前の6000枚からの上積みはわずか4000枚… 歴史的な不人気ぶりを露呈

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが、歴史的な不人気ぶりを露呈している。シーズンチケットの購入者が、セリエA開幕を目前にした現時点では30年間で最悪の1万枚であることが発覚した。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が、「ミランから逃げていく」と報じている。

 8万人以上の観客を収容可能な本拠地サン・シーロは、21日にセリエA開幕戦のトリノ戦が開催されるが、スタジアムでは閑古鳥が鳴く危険性が高まっている。

 シーズンチケットの販売枚数はわずか1万枚。3週間前には6000枚だったが、開幕までに4000枚しか積み上げられなかった。スタジアムの収容人員のわずか8分の1という不人気ぶりだ。これは「シルビオ・ベルルスコーニ会長就任後の30年間で最も少ない枚数」と記事ではレポートされており、3年連続で欧州のカップ戦出場を逃した暗黒時代のミランにとっては歴史的な恥辱になったという。

 その理由は、魅力のないメンバーにあるという。「シーズンチケットの売り上げが落ちた。移籍メルカートは批判されている。獲得した選手たちに、サポーターは情熱を持てない」と分析されている。ミランは昨季のセリエBペスカーラで得点王となったFWラパドゥーラに背番号9を与えるなどの補強を展開したが、移籍金のかからない“訳あり補強路線”は継続された。

 

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