闘莉王がコロンビア戦の奮闘称えるも手倉森采配に疑問 「なぜ勝ちにいかなかったのか」

「選手交代の遅れが2失点につながった」

「最初の2失点は自分たちのミスからまたしても失ったものだったが、今回は手倉森監督の采配で疑問が残る場面があった。後半開始5分過ぎからチーム全体の足が急に止まった。日本ペースだったのにセカンドボールを拾えずに、相手に支配された。本来ならば代えなければいけないところで、選手を代えなかった。それは監督として悔いが残るところだと思う。後半に入って選手が急にバテ始めたが、それも仕方がない。中2日の試合で、しかも会場はマナウス。日本の梅雨以上に空気が重く感じるような厳しい環境だから、当然体力の消耗は激しくなる」

 後半14分、ワンチャンスを生かしたコロンビアに中央を崩され、FWグティエレスにゴールを許した。そして同20分には、DF藤春が衝撃的なオウンゴールを献上し、日本は立て続けに失点した。そこには選手交代の遅れが影響したと、闘莉王は指摘する。

「あれだけ前線からプレッシャーをかけていたから、足が止まるのも仕方がない。矢島、井手口は前半のような頑張りができなくなっていた。そういう試合では、交代のタイミングは早くするべき。せっかく前半を0-0で折り返したのだから、勝負の一手は早めるべきだった。交代がちょっと遅くなったから、2失点という結果になったと思う」

 こう指摘した闘莉王は、藤春の痛恨のオウンゴールについても触れた。

「初戦よりも改善点は多く見て取れた。クリアするところはクリアする。つなぐところはつなぐ。前の試合よりは、はっきりしていた。でも、甘さがあった。ちょっとした隙を与えると勝てない。2失点目の藤春のオウンゴールについて、トラップしようと考えるべきじゃなかった。クリアすべきだった。迷ったこと自体が間違い。こういう時こそ簡単に処理する。それがDFの大前提。残念だけれど、あの失点がなければ2-1で勝っていた。サッカーは結果が全てで、それ以外語ることはできない。あそこの場面では焦りが出てしまった。1試合目から修正仕切ってほしかった。オーバーエイジの選手なんだから、特にそう」

 

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