ハーランドの来夏移籍報道、ドルトムントが否定発言も… “デタラメ”主張に海外見解

ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:AP】
ドルトムントFWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:AP】

ヴァツケCEOが移籍報道に否定的見解も、売却交渉で“合意済み”と海外メディア指摘

 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOはノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドの去就について、来夏の退団が確実ともされる報道を「すべてデタラメだ」と完全否定したが、ハーランドの代理人ミノ・ライオラ氏側との認識とは全く異なるものだとスペイン紙「AS」が報じている。

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 2019年1月の加入以降、ドルトムントでゴールを量産し続けているハーランドにはビッグクラブ移籍の噂が絶えない。レアル・マドリード、パリ・サンジェルマン(PSG)が有力候補として挙がっている。

 今夏の移籍は見送ったハーランドは、来年の夏にステップアップを果たす可能性が高い。ドルトムントとの契約には来年になれば7500万ユーロ(約97億円)で移籍が可能になる条項があるとも報道されてきた。

 そうした状況のなかで、ドルトムントのヴァツケCEOはドイツ地元テレビ「Sport1」のインタビューでハーランドの去就に関する報道を「全てデタラメ」だと一蹴。「一部の専門家は我々が株式市場にいるのだから、来夏にハーランドを売らなければいけないと言っている。我々のクラブで誰かを売るかどうかは取締役会が決定する。来年の夏に彼が出ていくかどうかは決まっていない」と語った。

 しかし、AS紙は「ドルトムントCEOの“デタラメ“という主張にもかからわず、ハーランドの移籍協定は残っている」との見出しを打ち、このヴァッケCEOの発言は「選手陣営に不評だった」と報じている。記事によれば、このコメントはハーランドの将来についての全貌を語っておらず、「現在の状況は全く異なる」というのだ。実際には、すでにドルトムントとライオラ氏の間で、今季終了後にハーランドの売却について交渉を行うことが合意済みだという。

 ハーランド自身はレアル・マドリードへの移籍を望んでいるようだ。ただし、レアルはパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得に固執しているため、来年1月にムバッペの契約を決めれば、今度はPSGがハーランドの獲得に躍起になって動き出すと予想されている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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