PSGメッシ、途中交代時の“握手拒否”が波紋 「チームのための決断」と指揮官説明

パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシ【写真:AP】
パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシ【写真:AP】

リヨン戦で先発も後半31分に途中交代、ポチェッティーノ監督との握手を拒む

 パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間19日のリーグ・アン第6節リヨン戦(2-1)に先発出場するも、得点を奪えないまま後半31分に途中交代となった。ベンチへ下がる際にマウリシオ・ポチェッティーノ監督との握手をしなかったことが注目を浴びているなか、指揮官はメッシ交代の理由を明かしている。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 メッシは15日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のクラブ・ブルージュ戦(1-1)に続いてスタメン出場。ブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペとの“MNMトリオ”揃い踏みでPSG加入後初得点が期待された。

 しかし、メッシは相手GKの好守にも阻まれるなど得点はなく、1-1で迎えた後半31分にモロッコ代表DFアクラフ・ハキミとの交代を告げられた。ベンチへ下がる際、メッシはポチェッティーノ監督から手を差し出されるもそれに応じず、苛立った様子で指揮官と何かしら言葉を交わしていた。PSGは後半アディショナル4分にアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディが決勝点を奪って2-1の勝利を収めたが、このメッシの握手拒否が注目を集める形となった。

 ポチェッティーノ監督は試合後、メッシの交代理由について次のように語っている。

「今後、重要な試合が控えているので彼を守る必要があった。これはチームのための決断であり、我々には多くの素晴らしい選手がいることは周知の事実だ。このような決断も下さなければならない。好意的に見られることもあれば、そうでないこともあるだろう」

 PSGはミッドウィークの現地時間22日に第7節でメス、同25日に第8節でモンペリエと対戦。さらに来週28日にはCLグループステージ第2節でマンチェスター・シティと激突する。移籍初ゴールの瞬間がまだ訪れていないメッシはより長いプレー時間を求めているようだが、ポチェッティーノ監督は過密日程のなかで、選手のコンディションに配慮して選手起用を行っていたようだ。

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